パターグリップについて
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グリップ
昨日、パターフィッティングにお越しになったお客様とパターグリップの形状についてお話しました。
どうも左に引っ掛ける事が多く、またパターが長く感じられるとの事でした。ライ角をフラットにするか、長さを短くできないものかというご相談です。
早速、ボールを打って頂きましたら、そのお客様はパッティングの際にアイアンやウッドと同じ握り方をしていました。
どんなショットでも再現性が高ければ良いとは思いますし、パッティングに型なしと言いますが、やはり打とうとする球によって適したグリップの握り方はあります。
グリップには「飛ばすグリップの握り方」と「飛ばさないグリップの握り方」というものがあります。
「飛ばすグリップの握り方」
ボールを飛ばしたい時はヘッドを走らせたいからフィンガーで握ります。
手首に角度をつくると手首を動かしやすくなります。
「飛ばさないグリップの握り方」
逆にボールを飛ばしたくないパターでは手とクラブに角度をつくらず、手の平で握るようにします。
このようにグリップの握り方が違えばパターの長さ、ライ角は相当変わってきます。
そしてグリップの形状ですが、用具の規則にパター以外のグリップは円形でなければならないとあります。
パターのグリップだけが、平面の部分があったり、曲がっていても良いのです。
「飛ばさないグリップの握り方」でアイアンを持つと手とグリップの間に隙間が出来ます。これでは安定したストロークが難しいため、手のひらとフィットさせるためにパターグリップは曲がっているのです。
フィッティングに来られたお客様は意外にもこの事に驚かれた様子。
早速、グリップの握り方を変えて打ってみると・・・
「真っ直ぐに引き易い」、「微妙なタッチが出しやすい」との事。
当然です。
結局、当初の目的であったパターのライ角、長さの調整は行いませんでした。
何にもしなかったのですが、お客様は大喜びでお帰りになりました。
これも大きな意味ではクラブフィッティングだと考えております。
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